ドラゴンさん エピソード2 果実婦人


ドラゴンさん
さあ、レッスンが始まるから、ミノル君も空いてる場所で待っているんだ。
ミノル
あ…はい

私は、ドラゴンさんに誘われるがままにスタジオに入り、興奮を理性で必死に抑えているご婦人達の中を縫い、空いてそうなスペースを探した。

スペース
※スポーツクラブです。




すると、何やら布のようなものが、いたる場所に落ちていた

ミノル
なんだこれは…タオル?
邪魔だな。踏んだら転ぶだろうし、これじゃあ土地活用が出来なくてもったいないから、どけてここに座ろっと

私は、趣味の悪いデザインのタオルをどけて、ドラゴンさんの動きが見えやすい上質なポジションに陣取った。

パネもく! 目録 高級黒毛和牛タオル【現物】


ドラゴンさん
!!
ミノル君!!それは触ってはいけない!!!!
ミノル
ゑ?




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…




ズン!!




ズン!!


ズン!!
ドコ!!
キヨシ!!!

後ろから、何やらスッキリした表情のご婦人が現れた…

ミノル
なんだこの柑橘系のコロンの香りは!?
これじゃあコロンじゃうよ!!!
???
あら?
私が老廃物をデトックスしに行ってる間に、置いておいたタオルがなくなっているわ…
どういうことかしら?

果実婦人

果実a

果実婦人
あー?
蜜柑が見っかんないわ…
ドラゴンさん
た…大変な事になった!!
ミノル君!!早くタオルを返すんだ!!!
ミノル
ゑ?
あ…
は、はい!!





私には、考える時間すらなかった…

考える







あったのは本能的に感じた「これを返さないと俺は死ぬ」という、生への執着心であった…














CpGnOajUkAUDmzZ





果実婦人
何?あんた新人?
ミノル
ゑ?あ…う!
ドラゴンさん
か…果実さん!

今日もフルーツみたいに瑞瑞しくって、美しいですよ!

果実婦人
ゑ?そ…そうかしら?

遠藤さんが褒めてくれるなんて、オレンジーナだわ(意味不明)

オランジーナ420ml×24本
オランジーナ420ml×24本

ミノル
果実婦人
ふん!遠藤さんに免じて許してあげるわ。

でもあんたが女だったら、レッグカールでハムストリングと一緒にハムカツにして、そこらのフランチャイズのステーキチェーン店にバラまいてやるとこだったわ

ハムカツ

世界1
続く…


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